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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻7号

1992年07月発行

文献概要

特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(5)1991年10月 広島 学会原著

新しい免疫抑制剤FK 506の難治性ぶどう膜炎に対する使用経験

著者: 池田英子1 嶋田伸宏1 藤東祥子1 白尾真1 吉村浩一1 望月學1

所属機関: 1久留米大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.987 - P.991

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 わが国で開発された新しい免疫抑制剤FK 506の難治性ぶどう膜炎に対する治療効果を検討した。症例は副腎皮質ステロイド,シクロスポリンやコルヒチンなどが無効であったベーチェット病5例,特発性網膜血管炎3例の8例であった。FK 506は0.15〜0.2mg/kg/dayの用量でこれらのぶどう膜炎に有効であった。腎機能障害を1例に認めたが,その他重篤な副作用はなく,FK 506は内因性の難治性ぶどう膜炎の治療に有効であると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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