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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻7号

1992年07月発行

文献概要

臨床報告

スギ花粉症に対するフルオロメトロン点眼液の眼誘発反応抑制効果

著者: 佐久間靖子1 三田晴久2

所属機関: 1国立相模原病院眼科 2国立相模原病院アレルギー臨床研究部

ページ範囲:P.1067 - P.1070

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 スギ花粉症患者11例に,季節外に,抗原による眼誘発試験を行い,0.1%フルオロメトロン(FML)点眼液の涙液中ヒスタミン遊離抑制効果を検討した。右眼にFML点眼液,左眼にplacebo点眼液を点眼し,10分後に,20倍希釈のスギ抗原液を点眼して、アレルギー反応を誘発した。FML投与眼の誘発5分および10分後の涙液中ヒスタミン量は,対照眼に比べ有意なヒスタミン遊離抑制効果がみられた(5分後:p<0.01,10分後P<0.02)。FML点眼液のヒスタミン遊離抑制率は,誘発5分後で69.7%,誘発10分後で67.9%であった。0.1%FML点眼液の抗アレルギー作用に,ヒスタミン遊離抑制効果が関与していると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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