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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻7号

1992年07月発行

文献概要

臨床報告

フルコナゾール内服,ミコナゾール点眼,病巣掻爬の3者併用によるアカントアメーバ角膜炎の治療

著者: 石橋康久1 加畑隆通1 本村幸子1 渡辺亮子2 石井圭一3

所属機関: 1筑波大学臨床医学系眼科 2猿島協同病院眼科 3法政大学生物学研究室

ページ範囲:P.1081 - P.1086

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 Acanthamoeba角膜炎の3症例に対してフルコナゾール内服,ミコナゾール点眼,病巣掻爬(debridement)の3者併用による治療を行い,それぞれ良好な結果を得た。症例1はソフトコンタクトレンズ(以下SCL)の装用者で,当初手動弁の視力が0.9に改善した。症例2もSCL装用者で,0.3が1.0の視力となった。症例3はCL装用の既往がなく,外傷が誘因と考えられた。当初0.02の視力が0.6に改善した。各例ともこの治療による重篤な副作用はなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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