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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻8号

1992年08月発行

特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(6)1991年10月 広島

学術展示

エキシマレーザー照射後の角膜内皮細胞に及ぼす影響について

著者: 伊藤清治1 石井康雄23 新妻卓也12 林正泰2 内海榮一郎2 普天間稔4

所属機関: 1伊藤病院眼科 2総合新川橋病院 3財)白内障研究所 4佼成病院眼科

ページ範囲:P.1152 - P.1153

文献概要

 緒言 エキシマレーザーは鋭利で正確な切除が可能であり,目的とする部位と隣接する組織に対しほとんど障害を与えないので,角膜の形成手術にきわめて有力な手段と目されている1)。先に,筆者らは,エキシマレーザー照射後の角膜内皮細胞に代謝機能の変化が起こることを報告した。今回筆者らは,レーザー照射の角膜内皮細胞への影響を組織学的,組織化学的に検討したので報告する。
 実験方法 体重2kgの白色家兎20羽を,イソミタール麻酔後ExciMed UV200LA (Summit社製)にて,193nmのエキシマレーザー(エネルギー密度180mj/cm2,切除率0.34μm/pulse)300発を発振させ,直径4.5mmのphotoablationを施行した。レーザー照射後,角膜上皮細胞,実質,内皮細胞をスペキュラーマイクロスコープ,走査電顕,透過電顕,また組織化学的には,Acpase,Alkpase,β-glucronidase,NADH20xidoseductase,Adenosin triphosphatase,PAS,Al-cian blue PH2.染色を行った。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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