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連載 眼科手術のテクニック—私はこうしている・44
角膜手術時の切創の縫合
著者: 島﨑潤1
所属機関: 1慶應義塾大学伊勢慶應病院眼科
ページ範囲:P.1178 - P.1180
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角膜の切創を縫合する際に,water tightにしっかりと縫うことはもちろん重要であるが,角膜の透明性を維持させ,かつ屈折をつかさどる要素として,縫合によって生じる歪みを最小限にすることが重要となる。とくに手術によって生じた切創の縫合時には,術後の視機能の向上なくしては手術は成功とはいえない。ここでは全層角膜移植の縫合を例にとって,上に述べた条件を満たすうえでどのような点に留意すべきか述べてみたい。
角膜の切創を縫合する際に,water tightにしっかりと縫うことはもちろん重要であるが,角膜の透明性を維持させ,かつ屈折をつかさどる要素として,縫合によって生じる歪みを最小限にすることが重要となる。とくに手術によって生じた切創の縫合時には,術後の視機能の向上なくしては手術は成功とはいえない。ここでは全層角膜移植の縫合を例にとって,上に述べた条件を満たすうえでどのような点に留意すべきか述べてみたい。
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