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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻8号

1992年08月発行

文献概要

臨床報告 カラー臨床報告

ディスポーザブルコンタクトレンズ装用者に生じたアカントアメーバ角膜炎の1例

著者: 石橋康久1 加畑隆通1 本村幸子1 渡辺亮子1 水流忠彦3 石井圭一4

所属機関: 1筑波大学臨床医学系眼科 2猿島協同病院眼科 3自治医科大学眼科学教室 4法政大学生物学研究室

ページ範囲:P.1181 - P.1184

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 ディスポーザブルタイプのソフトコンタクトレンズを装用していた56歳の白人男性がアカントアメーバ角膜炎を発症した。レンズは朝に装着し,就寝前にはずす終日装用で使用され,夜間は蒸留水中に保存し,消毒は行われていなかった。角膜擦過標本の直接鏡検と培養で Acanth—amoebaが確認された。フルコナゾール内服,ミコナゾール点眼,および病巣掻爬の3者併用による治療の結果,10週後に角膜中央に淡い混濁を残して治癒した。これらの治療による副作用はなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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