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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科46巻9号

1992年09月発行

文献概要

臨床報告

化学療法中に発症し,血小板輸血追加後に軽快した白血病性網膜症の1例

著者: 鹿島佳代子1 末房喜代子1 大越貴志子2 若林芳久3

所属機関: 1順天堂大学医学部眼科学教室 2聖路加国際病院眼科 3順天堂大学医学部血液内科

ページ範囲:P.1291 - P.1295

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 急性骨髄性白血病(AML)のため,Ara—C療法中の41歳の女性が視力障害を主訴に眼科を受診し,白血病性網膜症と診断した。HLA適合血小板輸血により出血は徐々に改善し,2年を経た現在,完全寛解中であり,良好な視力RV=0.3LV=1.0を回復した。重篤な網膜症は予後不良という報告が多い。本症例は,白血病性網膜症より回復した1例である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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