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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻1号

1993年01月発行

文献概要

臨床報告

眼窩偽リンパ腫に対するガンマ線照射後に生じた角膜穿孔

著者: 大島浩一1 杉本学1 松尾信彦1 大月洋1 栄勝美2 上者郁夫2 平木祥夫2

所属機関: 1岡山大学医学部眼科学教室 2岡山大学医学部放射線医学教室

ページ範囲:P.27 - P.30

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 77歳男性の右眼窩偽リンパ腫を治療するために,コバルト60遠隔照射装置を用いて放射線治療を行った。総腫瘍線量は40Gyで,20回に分割して32日にわたって照射した。照射終了6か月後に,右眼の角膜穿孔を生じた。角膜の被曝線量は,53Gyと推定できた。眼窩部への放射線照射を計画するにあたっては,角膜の被曝線量が過度にならないように考慮しなければならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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