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臨床報告
長期経過したStevens-Johnson症候群の2例
著者: 栗本康夫1 砂川光子1
所属機関: 1国立京都病院眼科
ページ範囲:P.1703 - P.1705
文献購入ページに移動 13年と23年の長期経過を観察したStevens-Johnson症候群の2症例4眼を報告した。4眼中3眼では,急性期から慢性期に移行した時点では良好な視力を保っていたが,10年を越える長期の慢性的経過の後には角膜混濁による著明な視力低下をきたした。短期間の経過観察では病状不変と思われる症例でも,長期的に見れば確実に視力は低下していたので,長期間の経過観察と徹底した治療が必要であると考えた。
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