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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻11号

1993年10月発行

文献概要

特集 白内障手術 Controversy '93 標準的な術式—ポイントとそのこつ

超音波乳化吸引術(PEA)—標準的な3つの術式

著者: 林文彦1

所属機関: 1林眼科病院

ページ範囲:P.27 - P.33

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 今日の白内障手術においては,眼内レンズ挿入が中心となり,術後早期からの視力回復が強く求められるようになった。そのためには,術後乱視の軽減および早期安定が最も重要なポイントである。そして,術後乱視を軽減させるためには,術創が小さいほどよいのは明らかである。このような背景から,当初やや難しい術式とみなされた超音波乳化吸引術が,近年になって再び脚光を浴びてきている。この間,超音波器械そのものも改良されたが,手術手技の発展はさらにめざましい。最近では手術手技の修得のために,雑誌・教科書に加えて,ビデオなどの視覚による教材も使われるようになった。そのため,多くの眼科医が既にさまざまな手術手技をよく学んでいる。
 そこで,今回は超音波乳化吸引術の標準的な3つの術式について,私見をまじえて総括する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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