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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻11号

1993年10月発行

文献概要

特集 白内障手術 Controversy '93 白内障をめぐる22のControversy

IOLの適応—私はこう考える

著者: 沖波聡1

所属機関: 1佐賀医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.104 - P.105

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 眼内レンズは生体にとって異物であり,予想できないような併発症が起こる可能性を忘れてはならない。また,眼内レンズの適応を拡大する時には,考えられる併発症に対応する態勢が必要である。患者が希望するからという理由で,どんな症例にでも眼内レンズを挿入することは間違っている。これまで禁忌と考えられていた症例に眼内レンズを挿入する場合は,白内障手術手技が標準レベル以上の水準に達し,しかもコンスタントに手術を行っている熟練者が行うことが前提となる。術者が未熟な場合には従来から禁忌とされていたものは依然として禁忌と考えたほうがよい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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