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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻11号

1993年10月発行

文献概要

Siesta

白内障術前の鎮静について

著者: 田上勇作

所属機関:

ページ範囲:P.115 - P.115

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 以前,何かの国際学会で「白内障手術前の鎮静」という演題をインドの眼科医が発表していた。演題の主旨は「白内障手術前の患者のsedationについては従来より種々検討されているが,術者である医師のsedationについての検討は少ない。白内障手術前にインド式ヨガ式瞑想をすれば手術は必ず成功する」というもので,「成程,うむうむ」と感心したのを覚えている。
 私にとって,白内障に限らず眼科手術は論理的「左脳」的側面が8割で,残りの2割は感覚的「右脳」的側面が支配しているように思える。振り返れば学会で演題を発表した後や,論文を書き上げた直後には「左脳」的思考が支配しすぎるのか,手術のリズムが何やらぎこちなくなり,合併症を起こしたことが多いように思える。「右脳」的側面はemotionalな面にも関係しているので,イライラしている時や,やたらaggressiveになっている時も調子が悪いようである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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