文献詳細
臨床報告
文献概要
乱視矯正角膜切開術(asitigmatic kerato—tomy,以下AK)後早期の角膜形状変化を角膜形状解析装置(TMS-1:Computed Anatomy社)により検討した。
対象は白内障術後6か月以上経過し,2.5D以上の倒乱視があり,眼鏡による矯正に不満を抱いている10症例11眼とした。術式は,光学領域を直径6mmとし,強主径線方向の接線に沿って4mm幅のtransverse relaxing incisionをダイアモンドナイフを用いて2か所に行った。切開の深さは角膜中心の最小角膜厚とした。
AK術後,強主径線方向のflat化と,弱主径線方向のsteep化と,さらに切開の両端において屈折力の増強する部位がみられた。光学領域内では,角膜中央部ほど屈折力の均一化がみられた。
対象は白内障術後6か月以上経過し,2.5D以上の倒乱視があり,眼鏡による矯正に不満を抱いている10症例11眼とした。術式は,光学領域を直径6mmとし,強主径線方向の接線に沿って4mm幅のtransverse relaxing incisionをダイアモンドナイフを用いて2か所に行った。切開の深さは角膜中心の最小角膜厚とした。
AK術後,強主径線方向のflat化と,弱主径線方向のsteep化と,さらに切開の両端において屈折力の増強する部位がみられた。光学領域内では,角膜中央部ほど屈折力の均一化がみられた。
掲載誌情報