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臨床報告
本態性血小板血症に合併した網膜中心静脈閉塞症の1例
著者: 宮崎朋子1 石津衞1
所属機関: 1山口県立中央病院眼科
ページ範囲:P.1837 - P.1841
文献購入ページに移動 網膜中心静脈閉塞症(うっ血型)をきたした41歳の女性が精査の結果,本態性血小板血症と診断された。赤血球数は正常で,白血球数は軽度増加,血小板数は150.8万/mm3と著しく増加していた。骨髄生検像は,hypercellular marrowで巨核球系細胞の増多やplatelet clumpがみられた。αインターフェロンによる治療の結果,眼底所見は改善した。
血小板増多に起因する血栓は,網膜血管の閉塞を起こしにくいといわれているが,本症例では慢性関節リウマチが,網膜中心静脈閉塞症の発症に寄与したと考えられる。
血小板増多に起因する血栓は,網膜血管の閉塞を起こしにくいといわれているが,本症例では慢性関節リウマチが,網膜中心静脈閉塞症の発症に寄与したと考えられる。
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