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臨床報告
エキシマレーザー屈折矯正角膜切除の角膜内皮細胞への影響
著者: 天野史郎1 清水公也1
所属機関: 1武蔵野赤十字病院眼科
ページ範囲:P.1883 - P.1886
文献購入ページに移動 エキシマレーザー屈折矯正角膜切除photorefractive keratectomy (以下PRK)の角膜内皮細胞に対する影響をスペキュラーマイクロスコープを用いて検討した。PRKを施行した20例26眼の術前と術後1か月目に角膜内皮細胞のスペキュラー像をスペキュラーマイクロスコープを用いて撮影した。角膜内皮細胞の平均密度±標準偏差は術前3221±216/mm2,術後1か月3233±240/mm2,変動係数は術前0.24±0.09,術後1か月0.23±0.05であった。平均細胞密度,変動係数とも術前後で有意な差はなかった。スペキュラーマイクロスコープによる術後1か月の観察では,PRKによる角膜内皮細胞への明らかな傷害は認められなかった。
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