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文献概要
連載 眼の組織・病理アトラス・76
ブルッフ膜の加齢変化
著者: 石橋達朗1 猪俣孟1
所属機関: 1九州大学
ページ範囲:P.126 - P.127
文献購入ページに移動ブルッフ膜を構成するコラーゲンとして,網膜色素上皮細胞および脈絡膜毛細血管内皮細胞の基底板には主にⅣ型およびⅤ型コラーゲン,内側および外側膠原線維層にはⅠ型およびⅢ型コラーゲンの存在が証明されている。また,弾性線維層にはⅥ型コラーゲンがみられる。糖蛋白質としては,フィブロネクチンがブルッフ膜の全層に,ラミニンが基底板に認められる。プロテオグリカンでは,ヘパラン硫酸が全層にわたって存在する。
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