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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻2号

1993年02月発行

文献概要

連載 眼科手術のテクニック—私はこうしている・50

裂孔原性網膜剥離に対する一次的硝子体手術

著者: 荻野誠周1

所属機関: 1愛知医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.136 - P.137

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 裂孔原性網膜剥離は経強膜的アプローチ—いわゆるコンベンショナルな方法,あるいは強膜バックリング手術といわれる方法—でその90〜95%が復位をえられる。しかしその中には経強膜アプローチでは難症なものが含まれる。手術時間は長くなり,さまざまな併発症を起こしやすい,すなわち術者間でそして同一術者においてもそれ以外の症例とで復位成績が大きく異なり,もっと細かくみればたとえ復位しても視力成績したがって他の視機能成績も大きく異なる結果になるような症例がある。そのような症例には硝子体手術法を応用して経硝子体的にアプローチすれば,手術時間を短縮させ,併発症を減らし,復位成績を上昇させ,よりよい術後視機能をえることができる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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