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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻2号

1993年02月発行

文献概要

臨床報告

先天性Brown症候群の手術治療の1例

著者: 藤本美子1 長谷部聡1 渡辺聖1 岡野正樹1 大月洋1

所属機関: 1岡山大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.219 - P.222

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 内上転障害と著しいface turnを認めた先天性の3歳女児のBrown症候群に対して上斜筋減弱術を行った。右眼の内上転障害と左へ10°〜20°のface turnがあり,全麻下で行ったforcedduction testで右眼内上転方向に抵抗があったため,Brown症候群と確定し,右眼上斜筋を10mm後転した。内上転障害の改善が得られず,手術後18日目に右上斜筋腱のtenectomyを追加した。再手術後,内上転障害は消失したが,医原性の上斜筋麻痺と思われる右眼の上斜視が出現した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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