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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻2号

1993年02月発行

臨床報告

Lost medial rectus muscleに対する修復の1例

著者: 岡野内俊雄1 大月洋1 河西葉子1 長谷部聡1 宮崎義則1

所属機関: 1岡山大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.233 - P.236

文献概要

 Lost medial rectus muscleに対して,再手術により,筋の回収と修復を行った。症例は生後3か月から外斜視があり,9歳時に左眼斜視手術が施行されたが,術中に内直筋のmuscle lossを生じた。強い外斜視と左眼の内転制限があった。2回の再手術を行った。初回手術では,強膜上に内直筋は認められなかった。2回目の手術で,結膜弁側に癒着したテノン組織中に内直筋を確認して,前転再縫着した。Muscle lossから3年近く経過していたが,術後,外斜視の軽減と内転制限の著明な改善を得ることができた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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