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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻3号

1993年03月発行

文献概要

連載 眼科手術のテクニック—私はこうしている・51

Pneumatic retinopexyの適応

著者: 荻野誠周1

所属機関: 1愛知医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.279 - P.281

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 Pneumatic retinopexyはガスにより網膜裂孔をタンポナーデして網膜下液の吸収をはかり,復位した裂孔部の冷凍凝固またはレーザー光凝固斑が瘢痕化するのを待つものである。これは裂孔原性網膜剥離の手術をより容易にするものであるが,復位成績を向上させるものでは決してない。この術式には避けえない問題点が2つある。
 1つは,網膜下液の少なくとも一部が硝子体腔内に排除されるので,色素上皮細胞が硝子体腔内に撒布されることである。増殖性硝子体網膜症の発症促進または悪化の大きな要因になる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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