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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻3号

1993年03月発行

文献概要

特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(1) 1992.11.6-8 東京 学会原著

緑内障における家族内発生

著者: 中瀬佳子1 吉川啓司1 井上トヨ子1 井上洋一1

所属機関: 1オリンピアクリニック眼科

ページ範囲:P.369 - P.372

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 1992年1月から4月にオリンピアクリニックを受診した,発育異常緑内障(以下DG)晩発型,原発開放隅角緑内障(以下POAG),原発閉塞隅角緑内障(以下PACG)の患者586例の緑内障家族歴を問診により調査した。緑内障家族内発生の頻度は,DG晩発型71例(男49例,女22例)のうち31例(44%),POAG281例(男162例,女119例)のうち73例(26%),PACG234例(男58例,女176例)のうち63例(27%)であった。家族内発生はDG晩発型で最も高率にみられたが(P<0.01),POAGとPACGでも高率であり,遺伝的要因の存在が示唆された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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