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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻3号

1993年03月発行

特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(1) 1992.11.6-8 東京

学会原著

深層角膜移植の成績

著者: 下村嘉一1 森康子1 川崎佳巳2 宮崎大2 生島操2 大島禎二2 木下裕光3

所属機関: 1大阪大学眼科 2松山赤十字病院眼科 3大阪労災病院眼科

ページ範囲:P.381 - P.384

文献概要

 角結膜上皮疾患に対する従来の角膜移植術の治療成績は低く,角結膜上皮疾患に対する外科的治療法として,角膜上皮形成術が開発され良好な成績が報告されている。しかしながら,手術時に併用される表層角膜移植による光学的な難点が問題である。ここでは従来,光学的意義をあまり望めなかった表層移植を改良し,ほぼ全層移植と同程度の透明性を得る深層角膜移植について報告した。対象症例は6例(12〜75歳)でその疾患の内訳はStevens-Johnson症候群が2例,角膜アルカリ腐食が2例,角膜感染症が2例であった。平均術後観察期間21か月で,移植片透明治癒率は83%であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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