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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻3号

1993年03月発行

文献概要

特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(1) 1992.11.6-8 東京 学会原著

後房レンズ毛様体溝縫着への新しいアプローチ

著者: 上野聡樹1 落合春幸1 宮代美樹1 伊藤邦生1 青山裕美子1 弓削堅志1 古川真理子1 堀部勉1 田中利和1

所属機関: 1大津赤十字病院眼科

ページ範囲:P.385 - P.388

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 眼内レンズ二次挿入毛様溝縫着術における新しいab externo法の手技を紹介した。加えて,本アプローチにおける筆者らが開発した8mm大径眼内レンズおよび強膜フラップ作成法の利点についても解説した。
 対側の強膜フラップ内(輪部より2mm弱)でそれぞれ27G注射針を刺入し毛様溝から眼内へと穿通し,さらに針の先端部を上方の強膜創から露出させる。この内腔にレンズにあらかじめ固定した10-0糸付き長針を挿入した後,27G針を強膜から引き抜くことで通糸を完成させた。この方法は非常に短時間に容易に行える方法である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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