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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻3号

1993年03月発行

文献概要

眼科の控室

眼底撮影のコツ/嚢

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.416 - P.416

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 良い眼底写真をとるためには,いくつかの勘どころがあります。大別すると,画面一杯に眼底が入っていて変な反射がないことと,良いピント,それに適正露出ということになるかと思います。
 第一の件では,画面の隅に三日月の「けられ」がなく,また,画面の中央に黒い点が出ないということになります。これの最大の原因は,患眼と眼底カメラの「軸合わせ」が正しくないことです。眼底カメラを少し左右に動かして,一番はっきり眼底が見えるところにカメラの位置を設定するのがコツです。また,カメラの対物レンズと患眼との距離が正しくないと,画面の中央に黒い点ができるので,これも,カメラを前後に動かして,眼底が明瞭に見えるように位置を設定します。前者はXY軸の問題,後者はZ軸の問題ということにもなります。もちろん,カメラの光軸がZ,そして虹彩と平行な面がXとY軸の意味でのことです。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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