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特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(1) 1992.11.6-8 東京
学術展示
文献概要
緒言 定型網膜色素変性症の診断は容易であるが,その類縁疾患である非定型網膜色素変性症の鑑別診断は難しい。そのなかのひとつである傍中心型網膜色素変性症は日常臨床で少なからずみられるが,診断や予後の判断に苦しむことがある。過去の報告例1〜5)では,停止性あるいは緩徐な進行性とあるが,その進行や予後は症例によって異なっており,定まっていない。今回,経過観察を行っている傍中心型網膜色素変性症6例を検討したところ,眼底の網膜変性とゴールドマン視野の視野変化は患者の年齢により特徴的な進行パターンを示したので,ここに報告する。
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