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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻3号

1993年03月発行

文献概要

特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(1) 1992.11.6-8 東京 学術展示

周辺部後円錐水晶体に心房中隔欠損を合併した1例

著者: 片井直達1 風間淳1 保谷卓男1

所属機関: 1長野県北信総合病院眼科

ページ範囲:P.502 - P.503

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 緒言 水晶体の後面が円錐状,あるいは半球状に突出する形態異常は,後円錐水晶体とよばれている。人眼では1888年Meyer1)によりはじめて報告され,その発生頻度は,10万人に1〜4人である。円錐の生じる部位はほとんどが後極部であり,ごく稀に水晶体周辺部に生じ周辺部後円錐水晶体とよばれ,1926年Vogt2)がはじめて報告した。今回筆者らは,現在までに報告例のない周辺部後円錐水晶体に,心房中隔欠損を合併した女児例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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