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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻4号

1993年04月発行

文献概要

連載 眼科図譜・320

眼クリプトコッカス症

著者: 須藤憲子1 村岡兼光1 田中隆行1

所属機関: 1群馬大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.578 - P.579

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 緒言 クリプトコッカスは,菌糸をもたない酵母様の真菌であり,ハトの糞など外界にひろく存在する。病原性は低いが,免疫機能の低下した人に日和見的に呼吸器に感染することがある1)。中枢神経系に親和性が強く,真菌性髄膜炎の原因として最も多いとされる。髄膜炎に眼内感染が続発することがあるが,わが国での報告は少ない2,3)
 筆者らは,紅斑性狼瘡(SLE)に髄膜炎が合併し,さらに,両眼の乳頭浮腫と網脈絡膜炎を伴う典型的な眼クリプトコッカス症を経験した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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