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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻4号

1993年04月発行

文献概要

特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(2) 1992.11.6-8 東京 学会原著

Tandem Scanning Confocal Microscopeによる角膜組織の観察

著者: 富井聡1 木下茂1 大橋裕一2 中内正海3

所属機関: 1京都府立医科大学眼科学教室 2愛媛大学医学部眼科学教室 3中内眼科

ページ範囲:P.629 - P.631

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 新しい角膜組織観察装置であるtandemscanning confocal microscope (以下TSCM)を使用し,ヒト正常角膜上皮中央部の最表層部と基底膜近傍を観察し,30名30眼の最表層細胞露出部と基底膜近傍の基底細胞の横断面の平均面積を算出した。従来in vivoでは観察のできなかった正常な基底細胞は最表層細胞より明らかに小型で,最表層細胞は624±109μm2,基底細胞は66±25μm2,両者の面積比は11±4.5であった。ヒト正常角膜上皮では基底細胞から最表層上皮への分化過程においてその横断面面積が約11倍に扁平化することが示された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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