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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻4号

1993年04月発行

文献概要

特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(2) 1992.11.6-8 東京 学会原著

各種drug delivery systemによるフルオレセインの角膜と前房内移行

著者: 堀本幸嗣1 根津永津1 木下茂2

所属機関: 1大阪大学医学部眼科学教室 2京都府立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.633 - P.635

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 0.5%フルオレセイン水溶液を1時間浸潤させた高含水(A群),低含水ソフトコンタクトレンズ(B群)およびコラーゲンシールド(C群)を6名の男性に短時間装用させ,角膜,前房内フルオレセイン濃度の時間変化を,点眼(D群)の場合と比較した。3時間後の前房内濃度は,A群425.4±217.0ng/ml,B群193.2±129.3ng/ml,C群81.0±35.2ng/ml,D群3.3±1.7ng/mlでありB, C群間以外の各群で有意差(p<0.05)を認めた。角膜内濃度も同様であった。このように,短時間装用の場合フルオレセインのdrug deliv—ery systemとしては,高含水ソフトコンタクトレンズが最良であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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