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特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(2) 1992.11.6-8 東京 学会原著
切迫黄斑円孔への光凝固の効果
著者: 岸章治1 横塚健一1 田村卓彦1 亀井陽1
所属機関: 1群馬大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.661 - P.664
文献購入ページに移動光凝固は590または610nmの波長で,嚢胞から200〜300μm離して,豆まき状または輪状に7〜10数発行った。術後1〜2週間で,フジツボ状に隆起した黄斑嚢胞は平坦化し,視力の改善が始まり,1か月後にはほぼ固定した。
以上の成績は,硝子体手術のそれに匹敵し,光凝固が切迫円孔の治療の有力な選択肢たりうることを示している。
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