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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻4号

1993年04月発行

文献概要

特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(2) 1992.11.6-8 東京 学会原著

眼サルコイドーシスにおける血清アデノシンディアミナーゼ活性値とβ2マイクログロブリン値

著者: 幸野敬子1 菊地三季1 高橋義徳1 長沢博2 小暮美津子1

所属機関: 1東京女子医科大学眼科学教室 2慈恵会医科大学第三病院内科学教室第二講座

ページ範囲:P.711 - P.714

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 確定診断された眼サルコイドーシス(サ症)患者47例とコントロール50例につき,血清アデノシンディアミナーゼ(ADA)活性,β2マイクログロブリン(β2—MG)とアンジオテンシン変換酵素(ACE)活性を測定した。いずれもコントロールに比べ有意に高値を示した。ADA値は再燃期,発症期に高値を示し,β2—MG値は再燃期に高値を示した。ADA,β2—MGとACE値の間にはおのおの有意な正の相関がみられた。ADA値と眼症状との関係では,前房内浮遊細胞,豚脂様角膜後面沈着物,虹彩結節のみられた症例に有意に高値を示した。
 眼サ症の活動性の経過を追うのにはACEだけでなく,ADAやβ2—MGの測定が有用であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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