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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻4号

1993年04月発行

文献概要

特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(2) 1992.11.6-8 東京 学術展示

間接性脈絡膜破裂のインドシアニングリーン赤外螢光眼底造影法とフルオレセイン螢光眼底造影法(第2報)

著者: 小松仁1 中神尚子1 黒澤二郎1 吉田泰弘1 嘉村由美1 渡利浩水1 森茂1

所属機関: 1日本大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.818 - P.819

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 緒言 筆者らは,間接性脈絡膜破裂(以下IDCR)の4例4眼に対して,インドシアニングリーン赤外螢光眼底造影法(以下IA)と,フルオレセイン螢光眼底造影法(以下FA)の比較検討を行い,4つの特徴,すなわち,1) IDCRのFAとIAは両者とも低螢光を示したが,病巣はFAで推定される範囲よりIAのほうが長さ,幅ともに大きいことが多い,2) FAとIAでは過螢光部位は異なる所見としてみられた,3) IAでは脈絡膜新生血管の早期発見の可能性がある,4)FAとIAの比較により,病態を立体的にとらえることができる,と報告した1)
 今回筆者らは,眼部鈍的外傷後にIDCRを生じた46歳の男性に,受傷後296日目と462日目にIAおよびFAを施行し,FA所見と同様にIA所見においても低螢光部位の中央に過螢光部位がみられた症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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