icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻4号

1993年04月発行

文献概要

特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(2) 1992.11.6-8 東京 学術展示

Photopic ERGに異常の認められたacute macular neuroretinopathyの1例

著者: 小笠原勝則1 平戸孝明2 岡島修1 岡本道香1 四柳雅子1

所属機関: 1東京大学眼科 2東京船員保険病院眼科

ページ範囲:P.824 - P.825

文献購入ページに移動
 緒言 Acute macular neuroretinopathy (以下AMN)は1975年,BosおよびDeutmanにより初めて報告され1),今日に至るまでの報告は28例,本邦では3例という稀な疾患である。本疾患は,突然の傍中心暗点の出現,軽度の視力障害で発症し,検眼鏡的には傍中心暗点に対応した赤褐色病変が認められるが螢光眼底像に異常を認めないことを特徴とする。
 今回筆者らは,本症の1例を経験し,そのelectro—retinogram (ERG)所見より網膜の障害が従来考えられていたよりも広範囲に存在する結果が得られたので,ここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?