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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻4号

1993年04月発行

臨床報告

内頸動脈にニトログリセリンとウロキナーゼを動注した網膜中心動静脈閉塞症の1例

著者: 永田豊文1 重盛差都子1 武井秀憲2 福井信介2 長岡司2

所属機関: 1榛原総合病院眼科 2榛原総合病院脳外科

ページ範囲:P.837 - P.840

文献概要

 網膜中心静脈閉塞に網膜中心動脈閉塞を併発した61歳の女性に対し,発症後6時間以内にニトログリセリン1mgとウロキナーゼ48万単位を内頸動脈へ動注した。翌日には螢光眼底造影により網膜循環の改善が認められ,視力も回復した。出血型網膜症への進行は認められなかった。本治療法は,頭蓋内血管の構築を確認したうえで、目的とする血管を選択的に再疎通させることが期待できるため,効果的な治療法であると考えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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