icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻4号

1993年04月発行

文献概要

臨床報告

ひょうたん型眼球を呈したAicardi症候群の1例

著者: 中崎秀二12 山根勲1 菅井滋1 浜田恵亮3 西村みえ子4

所属機関: 1県立宮崎病院眼科 2宮崎医科大学眼科 3県立宮崎病院小児科 4福間眼科クリニック

ページ範囲:P.841 - P.844

文献購入ページに移動
 片眼にひょうたん型眼球を呈したAicardi症候群の1例を報告した。症例は生後6日の女児。右眼は小眼球で瞳孔膜遺残を伴っており、眼底は全網膜剥離の状態であった。左眼眼底には乳頭の拡大と陥凹が認められ,後極部に斑状の網脈絡膜病変が散在し,螢光眼底撮影ではwin—dow defectによる過螢光を呈した。MRI検査にて脳梁欠損を認め,右眼はひょうたん型を呈していた。これは乳頭周囲ぶどう腫によるものと考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?