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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻4号

1993年04月発行

文献概要

臨床報告

特発性黄斑円孔に対するレーザー光凝固と視力予後

著者: 尾崎志郎1 松村美代1 万代道子1 高橋政代1 柏井聡1 安淵幸雄1

所属機関: 1京都大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.857 - P.860

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 1980年から1991年9月までの11年9か月の間に,京大病院眼科黄斑外来にて観察されていた特発性黄斑円孔の患者11例12眼に対し,黄斑円孔周囲のhaloの全周およびその一部に対しダイレーザー光凝固を施行し、その後の視力変化を経過観察した。施行後8〜15か月経過観察したが,この間に2段階以上の視力改善を示したのは1眼,悪化1眼,変化なしが10眼であった。視力改善率は8.3%であり,レーザー光凝固は進行した黄斑円孔での視力改善に対し有効な治療方法とは考えられなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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