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連載 目でみるCT・MRI眼科学・10
文献概要
頭蓋底・後頭蓋窩には脳幹,小脳,海綿静脈洞が存在し,これらの陣害は眼球運動・眼位・瞳孔をはじめ眼科に関係した重要な症候を呈す。また眼窩周囲には副鼻腔が存在し,副鼻腔疾患ではしばしば眼症状が合併する。CTでは骨ウインドウにより骨折や骨自体の変化は把握できるが,一般に骨のアーチファクトが強いため病変はとらえ難い。この点,MRIでは骨のアーチファクトはなく,コントラスト分解能に優れ,任意の断面が得られるので頭蓋底・後頭蓋窩・副鼻腔疾患の診断には最適である。
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