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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻5号

1993年05月発行

文献概要

特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(3) 1992年11月東京 学会原著

euthyroid Graves' ophthalmopathyの診断におけるthyroid stimulating antibodyの有用性の検討

著者: 数尾久美子1 不二門尚2 大橋裕一3 柏井卓4 網野信行4

所属機関: 1大阪厚生年金病院眼科 2大阪大学医学部眼科学教室 3愛媛大学医学部眼科学教室 4大阪大学医学部臨床検査診断学教室

ページ範囲:P.979 - P.982

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 euthyroid Graves' ophthalmopathy 9例および,ophthalmopathyを有するGraves' disease 13例に対してTSH receptor antibody(TRAb),thyroid stimulating antibody(TSAb)の2つのTSHレセプター抗体活性を測定し,euthyroid Graves' ophthalmopathyの診断に対するこれらの抗体活性測定の有用性について検討した。euthyroid Graves' ophthalmopathy 9例中,TRAbは2例のみ陽性でTSAbは全例陽性であった。Graves' disease 13例ではTRAbは11例で,TSAbは全例陽性であった。より高感度な検査であるTSAbの活性測定は,これまで確定診断が困難であったeuthyroid Graves' ophthalmopathyの診断の一助となるものと考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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