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特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(3) 1992年11月東京
学術展示
文献概要
緒言 表層角膜移植は全層角膜移植と比較した場合に,光学的にやや劣り,術後の視力回復に時間を要することが欠点とされている1)。これは移植片と母角膜との接合部の不均一によると考えられており,より平滑なgraft bedを作製することができれば,表層角膜移植の適応の拡大を図ることができる。今回,粘弾性物質を用いて角膜実質を深層で分層する方法(vis—codelamination of the cornea)を考案し,本方法を用いたgraft bedの作製を実験的に試みたので報告する。
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