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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻5号

1993年05月発行

文献概要

特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(3) 1992年11月東京 学術展示

ノリエ病の1例

著者: 黒田紀子1 礒辺真理子1 渡邊悌1 石切山敏2 堀江弘3 木村毅4

所属機関: 1千葉県こども病院眼科 2千葉県こども病院遺伝科 3千葉県こども病院病理 4千葉大眼科

ページ範囲:P.1110 - P.1111

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 緒言 ノリエ病は1927年Norrie1)により報告され,先天盲,両眼性の硝子体腔内白色塊,虹彩外反,浅前房,緑内障,網膜異形成像などがみられ,初期には小眼球はなく後に高度の両眼眼球萎縮に陥る疾患で,経過中時に難聴や精神症状の出現もある。X染色体劣性遺伝形式をとる稀なる疾患ではあるが,Warburg2)の詳細な研究以来約300例の報告がある。今回,緑内障および他眼の白色瞳孔,先天盲の生後8週男児とその母方伯父にノリエ病を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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