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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻5号

1993年05月発行

文献概要

特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(3) 1992年11月東京 学術展示

前房レンズ移植によるuveitis-glaucoma-hyphema症候群の1例

著者: 益山芳正1 児玉芳知2 児玉マサ子2

所属機関: 1宮崎医科大学眼科学教室 2小林中央眼科

ページ範囲:P.1124 - P.1125

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 緒言 uveitis-glaucoma-hyphema (以下UGH)症候群は開発期の隅角支持型前房レンズ移植にみられる合併症である1,2)。ハプテックによる隅角への刺激により,ぶどう膜炎,再発性前房出血および緑内障を引き起こすものであるが,近年はレンズの材質やデザインの改良により,ほとんどみられなくなった3)。好運にも,わが国では開発期の前房レンズ移植は普及しなかったので,これまでにUGH症候群の報告はないようである。
 最近,筆者らは前房レンズ移植によるUGH症候群で,しかも重篤な経過をたどった1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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