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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻5号

1993年05月発行

文献概要

臨床報告

受動式乗員保護装置であるエアバッグ作動後に生じた眼外傷の1例

著者: 原直人1 枝川宏123 松井康樹23

所属機関: 1北里大学医学部眼科学教室 2平野総合病院眼科 3平成医療専門学院視能訓練学科

ページ範囲:P.1177 - P.1180

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 エアバッグにより強打されて引き起こされたと考えられた眼外傷を報告した。症例は24歳男性で,シートベルト無着用の状態でエアバッグに右側顔面,眼部を強打し,網膜振盪症,前房出血などの眼所見を呈した。眼傷害を予防するため,エアバッグ自体の危険性,安全基準の検討が肝要かと思われる。また交通事故でエアバッグが開いた症例には,眼科医は眼傷害の存在を考えて,眼科的検査を行うことが重要であると考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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