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走査型レーザー検眼鏡
著者: 得居賢二1 田中隆行1
所属機関: 1群馬大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1223 - P.1230
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近年の眼底検査法の進歩は実にめざましい。眼底の観察では,双眼立体倒像鏡や,細隙灯顕微鏡とコンタクトレンズを組み合わせた方法など,立体的な眼底観察が日常診療でも重要になってきている。また,眼底の所見を記録する装置としても,広く普及している眼底カメラに加えて,最近ではビデオカメラによる撮影も行われるようになっており,観察と記録の方法を組み合わせて多くの工夫がされている。
ここで紹介する走査型レーザー検眼鏡 scan—ning laser ophthalmoscope (以下SLO)は,レーザー光で眼底を走査して画像を得るという全く新しいタイプの眼底の観察記録装置1〜3)であり,SLOの登場により,またひとつ眼科診断領域での新しい飛躍的進歩が期待されている。この欄では筆者らの経験に基づき,従来の方式とは異なるSLOの特徴について述べてゆく。
近年の眼底検査法の進歩は実にめざましい。眼底の観察では,双眼立体倒像鏡や,細隙灯顕微鏡とコンタクトレンズを組み合わせた方法など,立体的な眼底観察が日常診療でも重要になってきている。また,眼底の所見を記録する装置としても,広く普及している眼底カメラに加えて,最近ではビデオカメラによる撮影も行われるようになっており,観察と記録の方法を組み合わせて多くの工夫がされている。
ここで紹介する走査型レーザー検眼鏡 scan—ning laser ophthalmoscope (以下SLO)は,レーザー光で眼底を走査して画像を得るという全く新しいタイプの眼底の観察記録装置1〜3)であり,SLOの登場により,またひとつ眼科診断領域での新しい飛躍的進歩が期待されている。この欄では筆者らの経験に基づき,従来の方式とは異なるSLOの特徴について述べてゆく。
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