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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻6号

1993年06月発行

文献概要

連載 眼科手術のテクニック—私はこうしている・54

ジアテルミー凝固をいかに行うか(1)

著者: 沖波聡1

所属機関: 1佐賀医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1279 - P.1281

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 ジアテルミー凝固法には穿刺凝固法と表面凝固法があるが,穿刺凝固法について述べることにする。ジアテルミー凝固では強膜上の凝固部位がよくわかるので,あとでバックル材料を強膜に縫着する操作を行いやすい反面,強膜の損傷のために再手術の時に操作が難しいことがある。眼底をみながら直接凝固することができないので,正確な凝固をするためには,術前に裂孔と網膜血管との位置関係などの眼底の状況が頭の中に描けるようになっていなければいけない。小児と複数回めの手術で全身麻酔を希望する場合以外は,0.5%マーカイン®による球後麻酔と顔面神経ブロックで行う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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