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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻7号

1993年07月発行

文献概要

臨床報告

後部強膜炎による再発性視神経乳頭炎

著者: 今澤光宏1 飯島裕幸1

所属機関: 1山梨医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1421 - P.1424

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 両眼に後部強膜炎による再発性視神経乳頭炎を呈した18歳女性症例を報告した。症例は,右眼の眼痛,毛様充血,視力低下にて発症し,前房内炎症,中心視野欠損と視神経乳頭の発赤腫脹を認め,視神経乳頭炎の像を呈した。MRIで後部強膜の肥厚とこれに接する眼窩組織の高信号輝度を認めたことから後部強膜炎による視神経乳頭炎と診断した。ステロイド剤の全身投与によく反応したが,その約3か月後に両眼に,さらに約3か月後に左眼に視神経乳頭炎を再発し,いずれもステロイド剤全身投与で軽快した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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