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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科47巻8号

1993年08月発行

文献概要

臨床報告

全身性エリテマトーデスの眼合併症

著者: 田宮宗久1 田村喜代1 竹田宗泰2 田村裕昭3

所属機関: 1勤医協札幌病院眼科 2札幌医科大学眼科学教室 3勤医協丘珠病院内科

ページ範囲:P.1533 - P.1536

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 全身性エリテマトーデス(SLE)患者40例の網脈絡膜症合併の頻度を調査した。網脈絡膜症合併の頻度は10例(25%)で,内訳は,網膜出血,白斑のみが4例,漿液性網膜剥離が3例(1例は重複)網膜静脈炎,網膜中心静脈閉塞症,胞状網膜剥離,急性網膜壊死がそれぞれ1例であった。内科主症状のうち腎症の合併した症例,厚生省SLE活動性指標が高い症例では網脈絡膜症の合併頻度が高かった。このことから,腎症が合併したりSLEの活動性が高い症例では,網脈絡膜症の合併に対し特に注意が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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