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連載 眼科図譜・329
5—フルオロウラシルによる角膜混濁の1例
著者: 林みゑ子1 茨木信博1 水流忠彦2
所属機関: 1自治医科大学眼科学教室 2東京大学医学部角膜移植部
ページ範囲:P.6 - P.8
文献購入ページに移動近年線維柱帯切除術に5—フルオロウラシル(以下5—FU)を併用する事により,術後の眼圧コントロールは改善しているが,同時に5—FU使用による合併症として角膜上皮剥離が生じる事もよく知られている。しかし角膜上皮剥離は通常数週間で治癒し,視力予後にも影響は及ぼさないと報告されており1),5—FU併用線維柱帯切除術は現在広く行われている。今回筆者らは5—FU併用線維柱帯切除術後に重篤な角膜混濁を生じ,表層角膜移植を要した症例を経験したので報告する。
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