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雑誌目次

雑誌文献

臨床眼科48巻10号

1994年10月発行

雑誌目次

連載 走査電顕でみる眼組織……What is This?・16

鳥類ペクテンの毛細血管

著者: 杉田新

ページ範囲:P.1669 - P.1669

鳥類ペクテンの割断面の走査電顕写真。ペクテンの外表面は被膜(矢印)で被われており,内部には毛細血管と色素細胞(P)が観察される。毛細血管の内皮細胞は管腔側と基底側によく発達した細胞質突起を有している。毛細血管の管腔には有核赤血球がみられる。樹脂冷凍割断。ジュウシマツ。×2,300

眼の組織・病理アトラス・96

春季カタル

著者: 猪俣孟

ページ範囲:P.1670 - P.1671

 春季カタルvernal keratoconjunctivitis,spring catarrhはアトピー性疾患をもつ思春期の男女にみられる反復性の両眼性の結膜炎をいう。粘稠な眼脂を伴い,主として春に悪化する。アトピーのない子供にも起こりうる。花粉,家庭内の塵,ダニおよびその糞などが刺激源となり,IgEまたはIgGを介した過敏反応であると考えられている。
 臨床的には,炎症が眼瞼結膜から始まる眼瞼型palpebral typeと輪部結膜から始まる眼球型lim—bal typeとが区別されている。眼瞼型では,瞼結膜に直径1mm以上の大きさの巨大乳頭が敷石状に存在し,乳白色の偽膜を伴う(図1)。眼球型では,上方の輪部結膜に点状または結節状,あるいはそれらが癒合してびまん性に広がる乳白色の隆起性病変がみられる。輪部結膜の点状隆起性病変をHorner-Trantas dotsと呼ぶ。しばしば,角膜中央部の上皮剥離や盾型潰瘍shield ulcersなどの角膜合併症を伴う。

眼科手術のテクニック—私はこうしている・70

自己閉鎖無縫合白内障手術(1)

著者: 深作秀春

ページ範囲:P.1674 - P.1676

 自己閉鎖無縫合白内障手術は1990年に開発され,筆者も1990年5月から小切開無縫合白内障手術を開始した。これはもちろん,縫合できなかった時代の無縫合手術とは全く異なる。また縫合しないということに主な意味があるわけではない。術後乱視軽減,早期切開創安定化,術後炎症軽減などにより,早期に良好な視機能回復と早期社会復帰を可能とする重要な手技である。
 ここで自己閉鎖無縫合の状況と乱視を新たに引き起こさない乱視中立状況とは全く別の概念であることに気をつけなくてはならない。これを同時に実現するには,眼球のintegrityを最大限に保つ必要があり,このための強角膜デザインでは白内障手術の難易度を高めるか,小切開 foldablelens使用となってしまう。一方,自己閉鎖のみでは甘い条件でも可能であるが,切開創部分では程度は軽いが角膜平坦化が起きる。しかし,この平坦化は切開場所により異なる。

今月の話題

ミトコンドリア異常症

著者: 伊佐敷靖 ,   帆北直子

ページ範囲:P.1677 - P.1681

 ミトコンドリア異常症(mitochondrial disorders)は,ミトコンドリアの機能障害を基盤として,骨格筋,中枢神経系,感覚器,心筋などに多彩な臨床徴候を示す全身疾患(systemic disease)の総称である。眼科的にも,さまざまな臨床徴候を示し,それぞれの疾患に対応するミトコンドリア遺伝子(mtDNA)の異常所見とあわせて眼科領域でも関心を集めている。

臨床報告

角膜移植術の外来手術

著者: 山口達夫 ,   草野良明 ,   松葉裕実 ,   大越貴志子 ,   石田誠夫 ,   神吉和男

ページ範囲:P.1685 - P.1691

 過去3年間に手術時に病床がないために不本意ながら行った角膜移植術の外来手術例23眼(全層移植術18眼,表層移植術4眼,全層移植術+keratoepithelioplasty 1眼)の結果を入院手術例55眼(全層移植術35眼,表層移植術20眼)の結果と比較した。両群の間に透明治癒率の差は認められなかった。
 浅前房は両群の間にほぼ同率に認められたが,虹彩前癒着が入院手術例に比べ外来手術例では約1.8倍多く認められた。表層移植術では両群ともに何ら合併症は認められなかった。虹彩前癒着を問題にすれば,全層角膜移植術では入院手術をすべきであり,表層移植術に関しては外来手術でも問題はないと考えるが,この点に関してはもっと症例数を増やして検討する必要があると考える。以上の結果から,日本人における角膜移植術では,入院を原則とすべきと考える。

VDT作業およびコンタクトレンズ装用とドライアイについての多施設共同研究

著者: 引地泰一 ,   吉田晃敏 ,   福井康夫 ,   濱野孝 ,   李三榮 ,   荒木かおり ,   堀本幸嗣 ,   高村悦子 ,   北川和子 ,   大山充徳 ,   檀上幸孝 ,   近藤晶子 ,   藤島浩 ,   戸田郁子 ,   坪田一男

ページ範囲:P.1692 - P.1694

 眼科外来を受診するVDT (vlsual display terminal)作業者およびコンタクトレンズ(CL)装用者におけるドライアイの頻度と,その他の患者におけるドライアイの頻度を比較するために,初診患者2,127名に対しドライアイの有無を検討した。初診患者のうち,definiteドライアイ患者(涙液の異常と眼球表面の障害を有する)は359名(17%),probableドライアイ患者(涙道の異常あるいは眼球表面の障害のいずれかを有する)は394名(19%)であった。VDT作業者133名およびCL装用者165名における,definiteおよびprobableドライアイ患者は,VDT作業者では30名(23%),43名(32%),CL装用者では41名(25%),23名(14%)であった。VDT作業者およびCL装用者におけるドライアイ患者の割合は,その他の患者と比べ有意に高率であった(p<0.05)。VDT作業者およびCL装用者中のドライアイ患者は,それ以外のドライアイ患者と比べ眼科外来を受診する機会が多く,さらに,VDT作業やCL装用がドライアイの発症を誘発する可能性が示唆された。

両眼性外眼筋炎の1例

著者: 岡田和正 ,   直原修一 ,   宮典子

ページ範囲:P.1695 - P.1699

 19歳の女性が両眼の充血と眼痛を主訴として受診した。その後,両眼眼球突出,複視をきたし,眼科的一般検査,CTスキャンにより両眼の外眼筋炎と診断された。ステロイド治療でいったんは改善したが,減量とともに再発し,さらに高度の外眼筋肥厚がみられたため,筋生検を行ったところ組織学的には非特異的な炎症所見であった。再度ステロイド治療を試み比較的徐々に減量したところ治癒した。
 本症例は発症約2か月後に治療が開始され,しかも両眼性に4直筋すべてが高度に肥厚した重度の外眼筋炎であった。このような症例に対してはステロイドの減量は慎重に行う必要があると思われた。

視神経炎に対するMRI(STIR法)の診断意義

著者: 五十嵐保男 ,   橋本雅人 ,   大谷地裕明 ,   中村靖 ,   大黒浩 ,   大塚賢二 ,   中川喬

ページ範囲:P.1701 - P.1705

 最近4年間の視神経炎(症)の自験例23例30眼(原因不明18例,多発性硬化症5例)にShortT1 Inversion Recovery (STIR)法を施行し,異常所見の検出率および臨床所見との関係について検討を行った。1)患眼に最低1スライス以上の異常高信号を呈したのは対象とした30眼中29眼で,検出率は96.7%であり,その平均陽性スライス数は3.4スライスであった。2)乳頭炎型,球後視神経炎型のいずれも球後から15mmを頂点とする凸型の陽性頻度分布を示したが,乳頭炎型では球後視神経炎型に比較し視神経の前後方向での陽性率が高い傾向があった。3)視神経の障害範囲(陽性スライス数)とパターンVEPの頂点潜時には相関がなかったが,障害範囲が広い程,視力回復は遅く,予後も不良となる傾向があった。

特発性黄斑円孔硝子体手術における網膜前膜処理の重要性

著者: 本倉雅信 ,   恵美和幸 ,   塩谷易之 ,   五味文 ,   今居寅男 ,   相馬信和

ページ範囲:P.1707 - P.1711

 各段階の特発性黄斑円孔14例14眼に対し硝子体手術を行い,黄斑上の膜剥離を積極的に行った。その結果,14眼中13眼(93%)に変視症の改善が認められ,視力悪化例はなかった。全層黄斑円孔の11眼においては,2段階以上の視力改善率はstage 2で83%(5/6),stage 3で75%(3/4),stage 4で0%(0/1)であり,stage 2と3における視力不変例は黄斑上の膜剥離が不完全な例であった。術後視力0.4以上を得たのはstage 2では100%(6/6),stage 3では25%(1/4),stage 4では0%(0/1)であり,早期例ほど良好な術後視力が得られ,stage 2は硝子体手術の最も良い適応時期と考えられた。黄斑円孔に対する治療方針として,手術操作においては黄斑上の膜剥離が重要と考えられた。

12年後に再発したVogt—小柳—原田病の1例

著者: 味木幸 ,   鈴木参郎助 ,   角田和繁 ,   宗司西美

ページ範囲:P.1751 - P.1755

 初発から12年の経過を経て再発した原田病の1症例を経験した。患者は初発時25歳の女性で,両眼性の虹彩毛様体炎と漿液性網膜剥離を有したが,ステロイド大量療法により合併症を残さず治癒し,軽度の夕焼け状眼底を呈した。その後,炎症を認めなかったが,37歳時に再発した。再発時には,右眼のみに漿液性網膜剥離を,両眼に軽度の虹彩毛様体炎と螢光眼底検査における脈絡膜からの螢光漏出が認められ,ステロイド大量療法により治癒した。原田病発症時にステロイド大量療法によって遷延化することなく,また,重篤な合併症を残さず鎮静化した症例においても,漿液性網膜剥離再発の可能性が考えられる。

ループス腎炎に合併した多発性後極部網膜色素上皮症の1例

著者: 田宮良司 ,   高橋寛二 ,   松原孝 ,   福島伊知郎

ページ範囲:P.1757 - P.1763

 ループス腎炎の経過中に,両眼に多発性後極部網膜色素上皮症(MPPE)を生じた1例を経験した。患者は54歳の女性で,中心性漿液性網脈絡膜症様所見で発症し,3年にわたって網膜色素上皮障害が再発した。腎機能障害,高血圧の悪化の時期に両眼の眼底後極部にドーナツ様滲出斑を伴う扁平な網膜剥離がみられ,螢光眼底所見で多発性の漏出点がみられた。これらの所見からMPPEと診断し,両眼の漏出点に対してレーザー光凝固を行った。発症機序として,ループス腎炎による腎障害が網膜色素上皮障害の大きな原因と考えられたが,その他にも多くの因子が作用してMPPEが発症したものと考えられ,続発性のMPPEといえる症例であった。

高度の結膜下出血をきたした第Ⅷ因子抑制物質による凝固障害の1例

著者: 吉筋正雄 ,   小島孚允 ,   小林淳晃

ページ範囲:P.1765 - P.1768

 高度な球結膜下出血が持続したため手術的な止血を要し,諸検査の結果第Ⅷ因子抑制物質産生による凝固障害であることが判明した1症例を報告した。症例は71歳女性で,右眼球結膜下出血を主訴に来院し,止血剤および圧迫眼帯が無効で,手術的血管凝固により止血することができた。検査所見は,第Ⅷ因子活性低下,第Ⅷ因子様抗原定量正常,第Ⅷ因子抑制物質検出で,第Ⅷ因子抑制物質産生による凝固障害と診断された。免疫抑制剤およびステロイド剤の投与により,第Ⅷ因子抑制物質は消失し,出血傾向は改善した。本症例は,非ステロイド系抗炎症剤に対する薬剤アレルギーの関与が疑われる稀な例と考えられた。

術後の瞳孔領フィブリン膜に対する組織型プラスミノーゲンアクチベーター前房内注入

著者: 藤原恵理子 ,   加藤整 ,   林英之 ,   大島健司

ページ範囲:P.1771 - P.1774

 内眼手術後の瞳孔領フィブリン膜形成に対し組織型プラスミノーゲンアクチベーター(t-PA)の濃度を変えて前房内注入を施行し,その結果を比較検討した。注入時期およびt-PA注入量は,術後4〜7日目に25μg/0.1ml,注入を行っているのに対し,術翌日から術後4日目に3μg/0.1ml,注入を施行した。フィブリン溶解に要する時間は両群の間に差は見られず,フィブリン完全溶解は3μg注入群が5例中4例,25μg注入群が全例にみられた。副作用は,3μg注入群ではなかったが,25μg注入群の2例に前房出血とフィブリン再析出がみられた。術後の瞳孔領フィブリン膜の溶解には,3μg/0.1ml,t-PAが副作用もなく十分なフィブリン溶解能を有し,術後早期から前房内に注入でき有用な治療法である。

漿液性網膜剥離を合併した乳頭部網膜動脈ループ形成症の1例

著者: 奥芝詩子 ,   竹田宗泰

ページ範囲:P.1777 - P.1780

 50歳の女性で,右眼の乳頭部網膜動脈ループ形成症に乳頭部周囲から後極部におよぶ漿液性網膜剥離を合併した1症例を報告した。螢光眼底造影では,ループ血管の一部および周囲の毛細血管から漏出がみられ,後期に螢光貯留がみられた。ループ血管の造影は一部途絶しており,著明なねじれを伴うループ内の血流の異常およびうっ滞により血栓が形成された可能性が考えられた。6週間後の螢光眼底造影では,造影が途絶していた血管の狭窄がなくなるとともに,滲出性変化および漿液性網膜剥離は消失した。

Multiple evanescent white dot syndromeのインドシアニングリーン螢光眼底造影所見

著者: 国吉一樹 ,   丸山耕一 ,   原英徳 ,   窪田光男 ,   西川都子 ,   松本長太 ,   田原恭治 ,   中尾雄三 ,   大鳥利文 ,   井出俊一

ページ範囲:P.1783 - P.1789

 Multiple evanescent white dot syndromeの1例に走査レーザー検眼鏡(SLO)検査およびインドシアニングリーン螢光眼底造影を施行した。症例は30歳女性で,初診時の視力は右0.2(0.3),左1.0(n.c.)であった。右眼の眼底の後極部から赤道部にかけて白斑が散在していた。SLOではアルゴンレーザー光による観察で,眼底の白斑が検眼鏡よりも明瞭に観察された。インドシアニングリーン螢光眼底造影では造影初期から白斑に一致して多数の斑状の低螢光領域が後極部から赤道部にかけて認められ,これらは造影後期にさらに明瞭化した。視神経乳頭周囲には帯状の低螢光領域が認められた。無投薬で発症後約3週で右眼底の白斑はほぼ消失し,視力も改善した。発症2か月後のインドシアニングリーン螢光眼底造影では初診時みられた斑状の低螢光領域はほぼ消失していたが,視神経乳頭周囲の低螢光領域はモザイク状に残存していた。インドシアニングリーン螢光眼底造影でみられた斑状の低螢光領域は,障害された網膜色素上皮による背景螢光のブロックによるものと思われた。

眼科の控室

裂孔の探し方

ページ範囲:P.1714 - P.1714

 網膜剥離の診断では,裂孔を確認することがなによりも大事です。むかし,眼手術学のバイブルともいわれたメラーの「眼手術」の教科書でも,「網膜剥離手術の成否は,手術前の眼底検索と手術法の立案で決まる」という一節がありました。
 裂孔を探すには,とにかく眼底をきちんとみることですが,いくつかの原則があります。これを心得ておけば,能率も良いし,つまらない見落としも減ろうというものです。

マイアミ留学記・その6

英文学術雑誌について

著者: 谷原秀信

ページ範囲:P.1749 - P.1750

 わざわざ暮しやすい日本を離れて,言葉の通じない諸外国へ留学する理由は人によって様々です。しかし,研究に専念してよい仕事をしてみたい,というのは共通した気持ちでしょう。研究が一段落すれば,それを学術雑誌に発表してみたい,というのは研究者にとって自然な感情であるだけではなく,自らの研究の真価を他に問う機会です。
 そこで学術雑誌ですが,これがまたあきれる程たくさんあります。Bascom Palmer Eye Instituteの眼科図書室は非常に充実していて,邦文誌だけでも「臨床眼科」,「日本眼科学会雑誌」,「日本眼科紀要」の3誌が常置され,さらに「Jpn J Ophthalmol」もあります。日本のみならず中近東からインド・アジアに至るまで眼科学に関する雑誌であれば,世界中から取り寄せられています。これだけ多くの雑誌があると,自分の研究を発表する場として雑誌のランクがどんなものかという疑問が生じます。それに対するひとつの解答として,impact factorなるものが一部の研究者の間で知られています。Impact factorとは簡単にいうと,ある雑誌(ただし邦文誌は原則として対象外)の掲載論文1編あたりの平均引用回数として計算されます。ちなみに現時点でもっとも権威のある基礎研究領域の雑誌である「Cell」は30点台で,「Nature」,「Science」が20点台というところです。眼科領域の英文誌では,基礎研究系として「Invest Ophthalmol Vis Sci」と「Exp Eye Res」,臨床系では「Am J Ophthalmol」,「Arch Ophthalmol」,「Ophthalmology」が権威のある雑誌であるとみなされていますが,これらのimpactfactorは確かに高いようです(表1)。

特別講演

白内障手術の歴史(連載第3回)

著者: 三島済一

ページ範囲:P.1792 - P.1795

日本では白内障はどう扱われたか
 日本の医学では,白内障はどう取り扱われたか少し考えてみます。平安朝に丹波康頼が,「医心方」を著します。この「医心方」は,幾つかの写本が現在までに伝えられており,立派な本であります。慶応大学図書館に「医心方」の写本が陳列されております。京都の杉立先生が,この「医心方」の研究をされて,立派な本を書かれていますが,「医心方」の第1巻には,医の倫理というのが書かれておるということです。西暦で984年ですから,平安朝になってほぼ200年,中国から日本にもたらされたたくさんの医書を丹波康頼の解釈によって集大成したものと言われております。その中に清盲という言葉がありまして,おそらくこれが白内障を意味するものではないかと福島先生の医学史の本に書かれております。
 実際に日本でcouchingが行われるようになったのは,室町時代の初期,1350〜60年頃からであると一般的に言われております。名古屋の馬嶋清眼僧都という方が,この方法を開発された。おそらく中国(明)から伝来したのではと思います。馬嶋流眼科の初代が清眼僧都でありまして,その後秘伝として代々伝えられ,現在の当主は37世の藤田保健衛生大学の馬嶋慶直教授であります。

基本情報

臨床眼科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1308

印刷版ISSN 0370-5579

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