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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻11号

1994年10月発行

Siesta

中途視覚障害者リハビリテーション外来

著者: M.O.

ページ範囲:P.48 - P.48

文献概要

 「失明の告知」は時と場合により「死の宣告」ともなり,自殺への悲劇を招きかねない。眼科医たるものは,この場面を避けて通ることはできない。ここに患者に適切なアフターケアのアドバイスが必要不可欠となる。
 本邦の視覚障害者の70〜80%は,糖尿病網膜症が原因のトップを占める,人生の途中で視力を失ったいわゆる中途視覚障害者である。網膜症による失明者のなかには,インスリン注射や血液透析などの医療管理を必要とする人が多い。本邦では医療管理をうけながら,生活訓練や職を身につけるためのリハビリテーションを同時に行える更生施設はほとんどないのが現状である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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