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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科48巻11号

1994年10月発行

文献概要

特集 高齢患者の眼科手術 併存疾患の評価とリスク判定

骨粗鬆症

著者: 中村利孝1

所属機関: 1産業医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.50 - P.52

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 加齢による骨格系の変化は大きく2つに分けられる。ひとつは,骨の形の変化であり,もうひとつは骨の量の減少である。
 骨の形の変化は変形性関節症,変形性脊椎症などといわれる疾患にみられ,骨の表面,すなわち外形が変化する。一方,骨の量の減少が骨粗鬆症であり,力学的強度が減少して骨折を生じる。骨粗鬆症も変形性関節症,変形性脊椎症などと同じく,結果的には骨格全体の形の異常が生じてくる。どちらの疾患も脊椎は湾曲し姿勢が悪くなる。骨の形に依存する関節の動きが障害され手足を動かしにくくなる。本稿では,骨粗鬆症の疾患としての特徴のうち,手術を含めた眼科診療の際に必要と思われる臨床症状と対処法を概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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